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日本こども映画コンクールにて特別賞を受賞!

このたび、テックパークに通う小学生、橋口さくらちゃんが「第2回日本こども映画コンクール」にて特別賞(マイナビ賞)を受賞しました!

動画
受賞作品「ブロックムービー」

日本こども映画コンクールは、子どもたちが制作した映画を祭典する、子どもたちのための映画祭です。同祭典には、小学4年生から中学3年生までの子どもたちから、自由な発想と表現力を持った158の作品が寄せられ、さくらちゃんの作品は、その中から栄えある受賞作(8作品のうちの1つ)に選ばれました。

おめでとう!このエントリーでは、作品制作から受賞までの様子を書いていきたいと思います。

 

好きなことをもっと好きになるために

もともと、動画を見たり作ったりすることが大好きなさくらちゃんは、普段からテックパークで映像を撮影・編集したり、制作した作品を youtube に公開したりと、映像に関する様々なアクティビティに取り組んでいました。
そんな普段の活動をサポートしていて、もっと映像制作に興味を持てるようなきっかけが無いかと考えていた時に見つけたのが今回の「日本こども映画コンクール」でした。
これまで自分の「好き」という気持ちだけで作ってきた映像が、一般的にはどのような評価を受けるのかを知ってもらうのにいい機会だと考えたのです。

 

さくらちゃんが日本こども映画コンクールに応募をすることを決めてから応募期日までの制作期間は、約1ヶ月ほどしかありませんでしたが、普段から映像制作に取り組んでいたさくらちゃんは、コンセプトの企画・シナリオ制作・動画撮影・編集と、すべての工程に1人で挑戦することに決めました。

 

工夫が表現をつれてくる

さくらちゃんは、前回のコンクールの受賞作品であるストップモーションアニメ(コマ撮りした写真をつないで、動的なアニメーション映像を作り出す手法)に刺激を受け、同様の手法を用いて、自由に形を組み合わせることができるブロック玩具を題材に、映像制作に取り組みはじめました。
撮影にはスマートフォンのカメラを使い、カメラスタンドはブロック玩具で手作りしました。
ブロックで作った家の模型を少しずつ回転させながら撮影することで 3D 効果のある演出をしたり、ドアの開閉音や紙を破る音を録音して効果音として使ったり。身の回りにある既存の道具や物をうまく組み合わせて、工夫することで、表現を生み出していくさくらちゃんには、頼もしさすら覚えました。笑しかも、色々な国の人達に見てもらえるようにと、作中のサブタイトルは日本語と英語を併記し、全編を通して登場人物のセリフは非言語にするなど、そのこだわりは随所に散りばめられています。

 

好きなことが評価される幸運

そうしてこだわりぬいて制作した作品は、同コンクールにて見事特別賞を受賞!
特に、道具や物の組み合わせでは作り出せなかった音を、自分の口で発声し効果音として使うなどの、ユニークなアイデアが高く評価されたとのことでした。


今回、自分が「好き」で取り組んだ事を、こういった形で評価してもらえるのは、さくらちゃんにとってすごく幸運な出来事だった思います。もちろん、作品に様々な工夫をこらしたさくらちゃんの努力があったからこその今回の結果ですが、中には、制作物にどれだけの心血を注いでも、一向に評価されないケースもあります。
様々な人とのかかわり合いが社会を形作る以上、多様な考え方・評価軸がある中で、自分の「好き」という気持ちから生まれたアウトプットが、必ずしもそこで良い評価を受けるとは限りません。しかし、自分の中に自然と芽生える「好き」という気持ち自体を無いものにすることも、やはりできないのです。
つまり、重要なのは、酷評されたとしても(例えばゴッホや宮沢賢治のように、評価が遅れてついてくるような場合でも)その気持ちを保ったまま、どうすれば、自分と自分の周りに居る人たちに“受け入れられる"アウトプットを生み出せるのかを模索し続けることです。好き、という純粋な感情は、進む方向に迷った時に立ち返る事のできる1つの灯火のようなものです。

 

さくらちゃんが、「好き」という気持ちを持ったまま、自由な発想で映像制作に取り組めるよう、テックパークは引き続きサポートを続けます。スマートフォンやパソコンを使って、誰もが簡単に映像を撮影・編集することができるようになった時代に、彼女はこれから、ファインダー越しに一体どのような世界をその目に映すのでしょう?
さくら巨匠の次回作に乞うご期待下さい!

【参考リンク】 第2回こども映画コンクール受賞作品一覧: https://www.japan-jfa.net/result