TECH PARK | 福岡市 天神にある、テクノロジーと遊ぶアフタースクール(学童保育)

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お知らせ

宗像市の中学校でAIプログラミング学習講座を実施

宗像市の中学校2校の全生徒(計521名)に、AIプログラミング学習講座を実施

令和4年3月、宗像市主催「むなかた子ども大学 特設講座 デジタルテクノロジーコース(注1)」において、福岡教育大学とも連携し、テックパークのアクティビティを実施しました。

注釈1. むなかたこども大学とは
子どもが興味・関心をもっている分野や現代社会における課題など、多様なテーマについて、その道のプロを講師として招聘し「本物から学ぶ」「本物を体験する」講座を開設することを通して、将来の夢や志について考える場を提供する活動。

全校生徒(400名以上)へのプログラミング学習を、1日で実現

宗像市の事業である「令和4年度の中学校デジタルテクノロジーコース」においては、市内2つの中学校の生徒を対象に、AIプログラミング学習講座を実施する計画でした。


テックパークが授業を行った合計521名の内訳
・自由ヶ丘中学校(3学年12クラス:計442名 を、1日で時間を分けて実施)
・玄海中学校(3学年3クラス:計79名 を、1日で時間を分けて実施)

当日は、テックパーク講師が学内からオンラインで授業を生配信しつつ、福岡教育大学の学生サポーターが各教室に分かれて直接サポートするスタイルによって、全生徒(3学年全クラス)に対するプログラミングの授業を実現することができました。

今回の授業の目的や内容について

今回の授業の目的は、「テクノロジーに興味を持つことと、生徒たちの情報活用能力の向上をはかること」でした。生徒が実際にAIの操作を行いながら、体験を通して学んでいただくことができました。

・プログラミングとAI、機械学習の違いや特徴
・AIが社会でどのように使われているか
・AIによるコンピューターゲーム制作

一人ひとりが機械学習の学習工程に挑戦したり、ゲーム制作を実際に体験することで、教科書では表現できないようなテクノロジーの面白さや可能性を主体的に実感していただくことができました。

現地におけるオンライン配信を駆使したチャレンジの裏側

通常は1クラスずつ対面で実施しているのですが、当然、対面形式だと「一部の生徒しか授業が受けられない」という制約があったため、宗像市さまとの事前協議の結果、生徒数が多い自由が丘中学校においては、特別に「オンライン配信を活かして全校生徒を対象にする」というチャレンジを行わせていただきました。

このチャレンジにおける課題は、160人が一斉に授業を受ける際の現地の通信環境のトラブルのリスクでしたが、「そういうことが起きた場合も経験になる」という試験的な意味合いを持たせた上で前提を整理し、挑ませていただきました。

結果的には何事もなく成功し、全校生徒約442名への授業を、時間を分けつつ1日で実現できました。当然、テックパークのスタッフのみでは成し遂げることはできなかったと思います。
宗像市役所の皆さまや、現地の先生方、福岡教育大学の学生サポーターの皆さまのご協力があってこその事例となりました。みなさま、ご協力ありがとうございました。

宗像市では、令和5年度も引き続き「デジタルテクノロジーに関する学習」として、小中学生向けに同様の教育を実施していく予定とのことです。
今後も、テックパーク独自のテクノロジー教育に関するノウハウをご提供していきながら、より良い学びの環境を整えていくお手伝いができればと思っております。

こどもから大人まで、これからの時代の「デジタル人材育成」は、テックパークにお任せください

今回の事例だけでなく、テックパークでは小学生から大学生のデジタル教育、教育者や一般企業向けのリスキリング企画など、幅広くテクノロジー教育の教材提供、授業、研修、ICT化支援等を行っております。
また、テクノロジーに関する単発のイベントやコーナーの開催企画、コラボレーション企画などがございましたら、下記よりお気軽にご相談ください。


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写真・文:テックパーク 久保山奈穂